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CINEMA 巨匠祭り 撮れんのか! [DVD]

と、頭の中でPRIDEのイベント名をパロディにしたサブタイトルを
勝手に付けながら見てたDVDがこれ。

『それぞれのシネマ』
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カンヌ映画祭を記念して、世界の監督が
映画館をテーマにした短編を撮ったオムニバス映画。
北野武の『素晴らしき日々』は、『監督ばんざい!』の同時上映で見てて
本編よりこっちの方が好きなくらい。

このDVDには34作品が集まってるんだけど
それぞれのノリや味が凝縮されてて監督の万博状態。
少しずついろんな短い作品が見られる
こういう飲茶状態の映画って好きなんだよねえ。
家で映画見る時って、結構集中力散漫になりがちだからってのもあるけど。

一回見ただけじゃ「???」なのもあったけどそれもまた個性。
ブックレットの解説で脳内フォロー。
映画館がテーマだから、ストーリー云々より
国や街で違う館内の雰囲気を見るのが楽しかったし。

デヴィッド・リンチの『アブサーダ』、シュールでサスペンスでコワイ!
ガス・ヴァン・サントの『ファースト・キス』、映画の中の美女とラブラブなんて中学生男子かい!
ウォン・カーウァイも『君のために9千キロ旅してきた』ってタイトルからして、男の乙女チックワールド。

ナンニ・モレッティの『映画ファンの日記』は、いろいろな映画館の席に座って
映画の思い出を話してて、これがユーモラス。この監督の他の映画見たい!
ロマン・ポランスキーの『エロチックな映画』、オチが笑える〜。
ダルテンヌ兄弟の『暗闇』は、これからドラマが始まる感のある
いい意味で思わせぶりな作品。
デヴィッド・クローネンバーグの『最後の映画館における最後のユダヤ人の自殺』は
自殺しようとする男の様子を中継していて
場面転換や決定的瞬間はないんだけど、緊迫感No.1!

映画館がテーマでも、登場人物が場内に入らない作品もあった。
ウォルター・サレスの『カンヌから5557マイル』は
映画館の前でカンヌまでの遠さをラテンなノリで歌ってるし
ケン・ローチの『ハッピーエンド』は、お父さんと息子が切符売り場で
どれを見ようがさんざん迷ったあげく、映画は辞めて
サッカーを見に行くという、とってもイギリスなオチ。
ケン・ローチの映画って、現実を叩きつけられて、
後味の苦さがズッシリくるんだけど(そこが見ごたえでもあるけど)、
これはユーモアがあって気楽に見られる。

34本中のMy Favoriteは、北野、モレッティ、クローネンバーグ、ローチかな。
また次に見たら変わるかもしれないけど。

このDVD、コーエン兄弟の作品は権利の都合で収録されていないとか。
そのうち完全版とか出たら暴れる予感大(笑)

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